ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校 附属ルター研究所発行  ルター研究 第20巻《特集》ルーテル教会のルター研究(者)

ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校 附属ルター研究所発行  ルター研究 第20巻
《特集》ルーテル教会のルター研究(者)

A5判・248頁・本体2,000円+税 ISBN978-4-911054-99-4 C0016

 ルター研究所は、ルーテル学院大学・日本ルーテル神学校の附属研究所として、1985年10月に発足しています。2025年はその40周年の記念の年でした。そこで40周年を記念して、共同研究「ルーテル教会のルター研究(者)」を企画し、研究をすすめることとしました。

 わが国では明治以降、多くの先人が様々な角度からルター研究をすすめてきましたが、そうした中、ルーテル教会(ルター派)として、どういう研究を積み重ねてきたのだろうか。こうした問題意識の下、七名の研究者(故人)を選び、研究をすすめることにしました。いずれもルーテル教会の牧師であり、研究者です。佐藤繁彦、北森嘉蔵、岸千年、石田順朗、石居正己、徳善義和、鈴木浩の諸先生です(なお、北森嘉蔵氏は、戦後は日本基督団の教職でした)。所員それぞれ分担し、共同討議を経て、論文を執筆、この『ルター研究』第20巻に収録しました。どうぞ、お読みください。また、ルター研究を背景に、日本のルーテル教会は、神学をどのようにすすめてきたのかを扱った論文、石居正己「日本におけるルーテル教会の神学」を「神学雑誌」12(1979年)より再録しました。

 今号にはまた、今日の教会宣教のあり方を扱った伊藤節彦論文、さらにアジアにおける公共神学を扱ったD・T・モー論文(後藤由起訳)も収録しました。いずれも激動する世界・社会のなかのキリスト教宣教や神学をテーマにした示唆にとむ論文です。(編集後記より)

佐藤繁彦『ルッターの根本思想』における徹底的な受動の信仰  多田 哲
隠れたる神の痛みの神学 ― 北森嘉蔵とルター        江口再起
日本におけるルンド学派の紹介者 ― 岸千年『へブル書講解におけるルターの神学思想』を軸に   立山忠浩
牧会を構想する力 ― 石田順朗『牧会者ルター』を読む              宮本 新
石居正己 ― 戦後日本のルーテル教会における神学教師           高村敏浩
徳善義和の「教会的ルター神学」 ―『 キリスト者の自由 全訳と吟味』を中心に   石居基夫
「義認」の新たな再定義へ ― 鈴木浩のルター研究        高井保雄
【再録】日本におけるルーテル教会の神学 ― 神学校神大の歴史にそって             石居正巳
福音のためのオルド再編 ― アウグスブルク信仰告白第7 条の現代日本的再読        伊藤節彦
生きられる公共神学 ― アジアにおける宗教間実践のためのパラダイム転換  デイヴィッド・タン・モー  後藤由起訳
編集後記/執筆者紹介/欧文目次/『ルター研究』 1巻~ 20巻 総目次