これからご一緒にあなたの原稿を本にするために道案内をさせていただきます。

まず出版物を造る際、内容の検討(コンテンツ:目次、中身、内容)をすることと併せて、 予算体裁を決めることが肝要です。

家を建築する際、信頼できる業者さんなら、3.3平方メ ートル50万円ならこのくらい、もう10万円……かければこの程度の家が出来ます、という目安を教えてくれます。

概要の把握がとても大切になってきます。出来上がった時のイメージを 描くことが大切です。

あなたが作りたい本のイメージにあった参考になる本があればそれを中心に考えてみることもお奨めします。よきガイドになってくれます。
(小社では製作するしないに拘わらずお見積もり等を含めたご相談も承っています)

印刷物の場合、価格を左右するのは

  1.  仕上がりのページ数、全体で何頁にするかを決めることです。

    ・ページ数が予算に大きく反映してきます。(1頁にどれくらいの字数を入れるか=下記参照
    ・本は16頁が1丁(1台)の計算になります。
     一番の経済コストは16頁の倍数計算が成り立つことです。
    (最小頁は4頁です、4で割り切れる頁数)
     16/32/48/64/80/96/112/128/144/160/176/192/208……
    (16で割り切れるページ数が経済コスト)

  2.  大きさと体裁
    上製本(堅い表紙)は製本代が高くつきます。 
    並製本(普通製本)。これでは物足りない場合には、表紙カバーをかけます。

    (並製にはより案かな製本もございますので、制作される際には、ご案内いたします。)

    ・製作部数は、500部でも1,000部でもそんなに全体の金額の変化はございません。

内容について

内容と体裁は密接に関係しています。

1. 講演集・エッセイ集・自分史・研究書・写真集・詩集・俳句集等の場合

  • 自分の好む本や見本になる本(自分が作ってみたい参考になる本)等を参考にして、どのような本を作りたいのかといったコンセプト作り(基本的な考え方・方針)をもとに構成を考え ましょう。(とても重要です)
  • 格式を重んじるような場合 上製本(箔押し製本・箱入り・表紙カバー付きにするかどうか)
  • ポピュラーにしたい場合 並製本(表紙または表紙カバーにPPコーティングするか)
  • その中間 表紙カバーを付けます(カラー印刷が基本)。(帯を付けるか、付けないか)
  • B6判(四六判サイズも最近増えています)は一段組が多い。
    ページ数が400頁を超すと2段組で A5判にしてページ数を減らすことも考えられます。

    いずれにしても、読み手の立場(制作した本をどうしたいか。
    ①記念出版にするのか。②流通させるか、させないか、他)で考えて、あれもこれもでなく、絞り込んだ編集を大切にしましょう。

  • 高齢化社会にともない本文の文字は大きく印字される場合が増えてきました。
  • 説教集や講演集の場合、
    ①個人で出版される場合と、
    ②団体(教会等)で出版される場合があります。

    しっかりした編集方針を立てて(あれも、これもはおすすめできません)まとめられると より良いものが出来ます。このことはどのジャンルの本を制作する場合も同じです。
    (例えば:創 世記講解説教、ロマ書講解説教、教会生活を中心とした証し集等に分けて各々一書に纏めていく考え方等)。
    (自分がどんな本を造りたいのかは、事前にご相談やご説明をさせていただきます)

いずれにしても、読み手の立場(制作した本をどうしたいか、流通させるか、させないか)で考えて、あれもこれもでなく、絞り込んだ編集が大切です。

高齢化にともない文字は大きく印字される場合が増えてきました(留意点他の場合も同じ)。

説教集の場合、個人で出版される場合と、教会で出版される場合がありますが、しっかりした編集方針を立ててまとめられるとよりいいものが出来ます。

このことはどのジャンルの本を制作する場合も同じです。

2. 教会史(創立記念誌など含む)の場合

  • 他の教会で作成されたものを参考にして、自分たちでどのような教会史を目指すのか(企画)、 コンセプト作り(基本的な考え方)を必ず行なってください。(とても重要です)
  • 依頼原稿や感想文を入れる場合には、同じような内容が重複する場合が多いので、原稿依頼をする段階で十分検討する必要があります。(誰に、何を、どういう内容で書いていただきたいか等)
  • 統計資料は校正にかなりの時間を要します。日曜日だけしか顔を合わせない委員会制の場合には、 特に校正の日数がかかります。
  • 古い方の写真の入れ間違いが出やすいので注意する。また誰からの提供写真かも含めて一覧表を 作成しておくと便利です。

3. 遺稿集の場合

  • 召天1年目に出される場合が多いようです。(本の完成日を考えて、原稿を用意する)

    最近では3、5年目等が増えてきました。(牧師先生の場合など)

  • ご本人が生前執筆された印別物があれば良いのですが、ない場合には葬儀の式辞(説教)や弔辞を 最初に収録した後、依頼原稿を掲載する。
  • その他納品などの日程などについてはご相談ください。ご使用になる日時が大切な場合もあります。

 

I. 外形・体裁

1. 本の大きさ(単位mm)

  • B6判:タテ182×ヨコ128mm(通常の単行本の大きさで、週刊誌の半分の大きさ。)
  • 四六判:タテ189×ヨコ128mm(最近流行の単行本の大きさです。)
  • B5判:タテ257×ヨコ182mm(通常の週刊誌の大きさ。「信徒の友」はこのサイズになります。)
  • A5判:タテ210×ヨコ148mm(通常の専門書の大きさ。「福音と世界」はこのサイズになります。)

2. 1ページに何文字入れるか?

コストに影響しますので、検討を十分に行いましょう。

実際の本製作の際には本文組見本をご希望の場合には、参考文字組見本をお出しします。

例えば、

文字の大きさ

9ポイント(このサイズになります=9ポイント)にすると(**)
10ポイント(原寸:このサイズになります=10ポイント)
10.5ポイント(原寸:このサイズになります=10.5ポイント)

1頁に入る文字の数
(正式な本文を組む前に、ご検討用の本文組見本をお出しています。)

新書判:1段組が通常です。
(エッセイ・説教集・随想集等)

45字× 16行=720字(弊社の通常字数)

B6判:1段組が通常です。
(単行本:小説・句集・説教集・講演集・随想集・遺稿集等)

40字× 16行=640字(ゆったり) 40字× 17行=680字(通常)

四六判:1段組が通常です。
(単行本:小説・句集・説教集・講演集・随想集・遺稿集等)

42字× 16行=672字(ゆったり) 42字× 17行=714字(やや詰まった印象)

B5判:タテ組1段組の場合とタテ組2段組の場合があります。
(教会史・記念誌・写真集・句集等)

50字× 17行× 1段組=850字 30字× 26行× 2段組=1,560字

A5判:タテ組1段組の場合とタテ組2段組の場合があります。
(学術研究書・教会史・記念誌等)

52字× 18行× 1段組=936字 
25字× 20行× 2段組=1,000字 26字× 21行× 2段組=1,092字

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*文字の組み見本は、参考にしたい書籍があると便利で、役に立ちます。
**最近は、大きな文字になっています。

10ポイント(このサイズになります=10ポイント)の大きさ(制作前に組み見本を提案します)

1頁あたりに入る文字の数量がポイントによって異なってきます(字数と行数〈行間との関係も〉)。

上記の図版及び表示を参照してください。

***ヨコ組に関しては実際の原稿を組んだ見本をお見せいたします。

3. 仕上がり

並製:ごく普通の本(単行本、新書判や文庫本などはこれにあたります)

上製:ハードカバーとも言います。表紙が硬く、箱入りのものもこのタイプが多い。

 

II. ご 予 算

単価はあくまで目安です。御見積(無料)でご確認ください。

1. 500部前後で予算立案の目安

B6判:並製本の場合 2,800円×ページ数=金額(パソコンでの入力原稿の場合)
B5判:並製本の場合 3,800円×ページ数=金額 (パソコンでの入力原稿の場合)
A5判:並製本の場合 3,200円×ページ数=金額(パソコンでの入力原稿の場合)

*頁単価は目安です。これよりも安くなる場合が多いのですが、進行具合によって変わります。
予め予算がある場合は、その予算内で出来る範囲のお話しをさせていただいております。

2. 表紙印刷・表紙カバー付(カバーはPP加工)にする場合

表紙は1色、表紙カバーは4色印刷(現在はこの方針で制作しています)

3. 表紙、表紙カバー、扉、帯等のデザイン(デザイン代は3万円〜8万円程度です。)

・自分たちで用意し、印刷データは当社に依頼する(実費)。
・当社のデザイナーに依頼し、希望する表紙を提案させていただく(3〜8万円以内)。

*上記の価格は原稿入稿状況により異なりますので、詳細はご相談になります。

この他にも印刷用の使用する紙代などで金額が変わってきますので、制作前に必ず御見積書(無料)をとって出版するかどうか決めてください。

また、予算を立てて予算以内で制作したいというご希望がある場合には、その旨を最初にお伝えください。

制作予算が限られている場合には、ご希望の予算に合わせた体裁のものをご提案いたします。

III. 内 容

1. 証しを中心に収録するかどうか。

2. 写真の扱いはどうするか。

口絵(表紙の次にまとめて掲載するのか、どうか)
本文中にも入れるのか、どうか。

3. 文体の統一

a. です、ます調のスタイルか である調のスタイルか

b. 当用漢字の使用、どの程度までにするか。特別な文字や旧漢字の扱いなど。

how03c. 年号表記はどうするか。西暦表示か、元号表記か、混合か

一九九九年 平成一一年 一九九九年(平成十一年)

d. タテ組の場合(年号表記や聖書箇所の表示等)

1999年12月15日は一九九九年一二月一五日に
ヨハネによる福音書6章15節はヨハネ福音書六章一五節
または
ヨハネ6・15、六:一五に、

等表記に注意してください。

e. ご依頼した原稿は校正で変更される場合を、相手が理解している必要があります。自分たちが 勝手に文字や文章を変更することは原則として出来ません。(記念誌等の編集方針の場合)

4.巻末の紙見本を参照して下さい。どういった文字組にして、本を作りたいかがおおよそ見当がつきます。

販売用としても本を制作することを考えておられるお客様には、出版契約書等を作成し、販売のお手伝いもさせていただいております。

*不明な点は、ご一報いただければきちんとお答えいたします。本作りは簡単なようですが、 いろいろと本を作る際の決まり事がございます。ご遠慮なく相談ください。

*楽しみながら、驚きながら本造りの製作過程を楽しみながら体験してください。

*さぁ、編集方針を立てて漕ぎだしてみましょう!