ユージン・H・ピーターソン [著]聖書に生きる366日 一日一章
ユージン・H・ピーターソン [著]友川 榮 監訳 /川上直哉/斎藤 顕/サム・マーチー訳 聖書に生きる366日 一日一章
LIVING THE MESSAGE by Eugene H. Peterson
Published by arrangement with HarperOne, an imprint of Harper Collins Publishers
A5 判変形上製・440 頁・2,500 円+ 税
ISBN978-4-909871-86-2 C0016
書 評
「この時代を生き抜く」テキストとして読まれた聖書を、366 日をかけて味わい、たどり直し、いのちの灯をともす。
「聖人と罪人が入り交じる」牧会の現場で身をもって記された「珠玉のことば」。2018 年にその生涯を終えたユージン・H・ピーターソンの記念碑的軌跡。
多くの人々はユージンは時代遅れになっているという。というのは、彼は聖書に固執し、その物語を宣べるから である。彼は聖書と物語を骨の髄まで沈潜させるからである。彼の言葉の中には、人々に簡単な答えを示すよう なものはない。人々をうわべだけ高揚させるものも一切ない。……彼はここに記して言葉を話し、また書いたの である。だが、それだけではない。もっと大きなことは、ユージンは彼が書いた言葉に生き抜いてきたのである。 ユージンは彼が書いた言葉に生き抜いてきたのである。(本書より)
翻訳者の経歴
友川 榮(ともかわ・さかえ)
1949 年誕生。東北学院大学工学部応用物理学科卒業。守谷商会に就職、約3年間務める。1975 年に献身、日本聖書神学校に入学(昼はトルコ大使館に勤務)。1979 年3月末で卒業。喜多方教会、猪苗代教会、1989 年10 月上旬から在外教師としてアメリカの合同教会のハリウッド独立教会日語牧師として5年半奉仕、1995 年3月末に帰国。その後、福島荒井教会、上星川教会、湯河原教会、下関丸山教会、2012 年4月から日本基督教団 田尻教会牧師として就任し現在に至る。
訳書:ナウエン「イエスの示す道」(監訳、聖公会出版)
斎藤 顕(さいとう・けん)
1948 年誕生。慶応大学文学部 哲学専攻卒業、ヴェナード大学(アイオワ州)に留学、デビューク神学校 牧会カウンセリング修士号習得。カルヴァリー長老教会(ストックトン)、フレズノ日系合同教会日本語牧師、横浜ユニオン教会(23 年間牧会)、2020 年3月に隠退してアメリカに戻り、その後直ぐに末期ガンが判明。約一年半という壮絶な闘病生活を経て2022 年10 月1日に74 歳で召天。
川上直哉(かわかみ・なおや)
1973 年誕生。神学博士(立教大学)現在:日本基督教団 石巻栄光教会牧師、仙台キリスト教連合被災者支援ネット・ワーク東北ヘルプ代表、仙台白百合女子大学カトリック客員所員、宮城県宗教法人連絡協議会常任幹事。
著書:「日本におけるフォーサイス受容の研究」(キリスト新聞社)、「食卓から考える放射能のこと」、「被災者支援と教会のミニストリー」(以上共著、いのちのことば社)、「被ばく地フクシマに立って」「被災後の日常から」(以上ヨベル)、「ポスト・フクシマの神学とフォーサイスの贖罪論」(新教出版社)、ほか。訳書:フォーサイス「聖なる父」、「活けるキリスト」(以上ヨベル)。
サム・マーチー
1981 年誕生。ベイラー大学(米国テキサス州)政治学部国際関係学科卒業、プリストン神学大学院 キリスト神学専攻修士課程修了。現在は尚絅学院大学 人文社会学群、人文社会学類 特任准教授。
著書:1)He Ascended into Heaven, and Sitteth on the Right Hand of God the Father Almighty: A Theological Evaluation of Article 6 of the Apostles’ Creed and Relevant implication for Practical Theology
2)University Chapel Services and the Contextualization of the Gospel: How principles in Acts 17:16-34 for the contextualization in the Gospel can assist leaders in planning culturally relevant and engaging chapel services.