聖書は何と語っているでしょう -「生きること」「死ぬこと」そうして「永遠に生きること」 湊晶子

20170621

著者: 湊晶子
税込価格:1,080円 (本体価格: 1,000円)
判型:新書/192頁
ISBN:978-4-907486-48-8


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2017年10月号「舟の右側」

広く、深く、壮大、しかも面白い!内容の読後感 国際教養大学学長・鈴木典比古氏

聖書全体から「生と死」について語り、死の悲しみを克服するための根源的問題を問う。

「永遠の生」とは・・・

 

あなたの天を、あなたの指の業を わたしは仰ぎます。 月も、星もあなたが配置なさったもの。 そのあなたが御心を留めてくださるとは   
人間とは何ものなのでしょう。(詩編8・4〜5)

 

詩編にあった「人間とは何ものなのでしょう。神の被造物です」ということを言葉を変えて言うと、自分一人で生きているというのではなく「神の中に生きている」ということになります。人はものを作ることはできてもそれに生命を吹き込むことはできません。神の被造物としての存在をパウロは「神の中に生き、動き、存在する」という表現を引用して述べています。これこそ聖書の強調点として初めから終わりまで一貫して流れている思想なのです。(本文より)

 

湊 晶子(みなと・あきこ)略歴

1932年生まれ。

東京女子大学文学部社会科学科卒業。フルブライト奨学生としてホイートン大学大学院(神学修士)。NHK教育テレビ英語会話中級講師、ハーバード大学客員研究員、東京基督教大学及び東京女子大学教授を歴任後、東京女子大学学長(2002~2010年)。

東京基督教大学名誉教授。現在広島女学院院長・学長、ワールド・ビジョン・ジャパン及び国際開発救援財団理事。

2005年「第2回新渡戸・南原賞」授賞、2008年ホイートン大学より「名誉卒業生功労賞・名誉博士号」授与、2010年「瑞宝中綬章」受章、2016年「ペスタロッチー教育賞」受章。

主な著書:『キリスト者と国家』(聖書図書刊行会)、『女性のほんとうのひとり立ち』(いのちのことば社)、『新渡戸稲造と妻メリー―教育者・平和主義者として』(キリスト新聞社)『女性を生きる』(角川書店)、『国際社会で活躍した日本人』共著(弘文堂)、『公共の哲学―宗教から考える公共性』共著(東京大学出版会)など。