原野百合【著】夜が明けそめたとき
原野百合【著】夜が明けそめたとき
四六判・160 頁・本体1,400 円+ 税
ISBN978-4-909871-81-7 C0093
「生きて」 と ささやく友の声。
「生きよ」 と 響く天からの声。
追いつめられ、死を願うほどの絶望の縁に立たされた人間にもなお、朝の光は差し込むだろうか。1960 年代の一地方都市に立つ病院を舞台に深遠な宗教的テーマを追求したノベル。
主な目次
一 生きる望みを失って
二 整形外科病棟で
三 ショッキングな出来事
四 新しい患者の入室
五 小さな葛藤
六 三枝梢を支える唯一の助け手
七 病棟の患者たち
八 新しい同室者 木村安子
九 深まる交わり
十 「自殺って悪いこと?」
十一 小さな見舞客
十二 回復に向かう梢
十三 近づく友の手術
十四 手術の失敗
十五 神のなさることはいつも最善
十六 梢の退院……救い主を訪ね求める旅の始まり
あとがき
書評再録
著者略歴:原 野百合
茨城キリスト教短期大学、日本クリスチャンカレッヂ卒業後、太平洋放送協会勤務、現在、日本福音キリスト教会連合 八郷キリスト教会牧師夫人。
主な著訳書:『ベツレヘムの星』(2020)、『ベツレヘムの星Ⅱ』(2021)『私のハットフィールド』(2021、以上ヨベル)『十代の子どもの心を理解するために』(共訳)、『オネシモ物語』、『喜びあふれるパートナーシッ
プの秘訣』、『女性が信じる40 の嘘』、アンドリュー・マーレー『聖潔』(以上いのちのことば社)、ジョン・マッカーサー『聖書に登場する12 人の非凡な女性たち』(2017、ヨベル)他