及川 信[著]クリスマス小品集 みちびきの星
及川 信[著]クリスマス小品集 みちびきの星
京都正教会。長司祭
四六判・176 頁・定価1,540 円(税込)
本体1,400 円+ 税 ISBN978-4-909871-58-9 C0016
書 評
星に導かれて、人生を旅したくなる!
現代人からはるかに失われたものの価値を改めて想起させる7 つのクリスマス小作品。聴きなれたクリスマスが、生き生きと彩色され、あらたに甦ってきます。
日本人の正教会司祭と聖像(イコン)画家による、ちいさな光輝に包まれたもうひとつの聖降誕物語。
主な目次
一 イエスをたすけたクモ
二 乳香の木
三 みちびきの星
四 パン焼きのマルコ
五 ひつじの子もり歌
六 黄 金
七 わかき日のトマス
闇のなかの小さな光 山崎佳代子
あとがき
挿絵 白石孝子
著者・解説者・画家略歴
パウェル及川 信(おいかわ しん)
1959 年、岩手県生。北海道立釧路湖陵高等学校、東京正教神学院、
学ぶ。日本ハリストス正教会教団 東京、名古屋、鹿児島、人吉をへて現在 京都正教会。長司祭。
著書 『ロシア正教会と聖セラフィム』『馬飼聖者』『オーソドックスとカトリック』(サンパウロ)、『神父になったサムライ』『聖書人物伝』(日本正教会 西日本主教区)等。
アナスタシア山崎佳代子(やまざき かよこ 詩人・翻訳家)
1956 年、静岡市出身。北海道大学露文科卒業後、1979 年、ユーゴスラビア政府奨学生としてサラエボ大学、リュブリャナ民族音楽研究所に留学、1981 年よりベオグラード在住。ベオグラード大学文学部教授。
著訳書 詩集 『海に行ったらいい』(思潮社)等、エッセイ 『ベオグラード日誌』(書肆山田)、『パンと野いちご』(勁草書房、宇治市紫式部文学賞受賞)等
翻訳 ダニロ・キシュ著『若き日の哀しみ』(東京創元社)等。
エウゲニア白石孝子(しらいし たかこ 画家・イコン画家)
1948 年、北海道生。北海道教育大学特設美術課程中退、慶応義塾大学文学部美学卒業。
1991年多摩大賞展にて奨励賞受賞(東京都多摩市所蔵)。1994 年岡山県赤磐市にアトリエを移し、白石デザイン研究所専従の傍らイコンの制作を始める。イコン教室、イコン制作の他、個展などを開催。イコン所蔵正教会:釧路、札幌、徳島、苫小牧、柳井原、圷、人吉、京都、足利、前橋、鹿沼など。