飯島 信 [篇著]いのちの言葉を交わすとき―「 青年の夕べ」感話集

飯島 信 [篇著]いのちの言葉を交わすとき―「 青年の夕べ」感話集

四六判・204 頁・本体1400 円+ 税
ISBN978-4-909871-62-6 C0016

書 評

友を信じるから、ありのままの私を、
嘘のない思いを、そっと差し出せる。

説教でもなく、証しでもなく、講演、研究発表、報告会でもない。聴きたかったのはありのままの声、あるがままの生。東京西部にある教会に集った青年たちが、その「生」の現場から信仰者としての自身の〈リアル〉を語り、友らによって丁寧に傾聴された、貴重な記録。

主な目次

刊行の言葉
生を課題として生きる ― 序に代えて 飯島 信
1 謙遜は体に悪い  一木 真
2 「隣人を自分のように愛しなさい」とは?  阿部詩音
3 自分らしさと自分の十字架  濵田香苗
4 存 在  光永 豊
5 25 歳のリアルと神の国の実現  湯田大貴
6 自分を知るということ  林 友実
7 尊重と正義  江村悠子
8 労苦を通して主を知る  諏訪園 ジェイク実
9 バランスをとらない  髙橋紀渚
10 出会いと祈り  藤田琴子
11 等身大の自分を生きるために  江川裕士
12 境界を越えて  植松真琴
13 恐れと力の福音  湯田大貴
14 傷、癒し、赦しについて  阿部詩音
15 ほんとうに求めたい道  すずき りさ
あとがき
資料1「青年の夕べ」感話集の記録
資料2「キリスト教の深いこの世性」と教会に想う  飯島 信

編著者略歴

飯島 信(いいじま・まこと)
1948 年東京に生まれる。「暗い世に曙を告げる人材を神によって育むことを使命とする」日本バプテスト連盟 大井バプテスト教会附属あけぼの幼稚園で幼児期を過ごす。国際基督教大学入学。70年代の大学闘争・教会闘争を闘い、敗北。基督教共助会と出会う。1978年東京都公立中学校教員(社会科)となり、最後の6年間は特別支援学級(知的障がい)を担当する。定年退職後、NCC(日本キリスト教協議会)総幹事、日本基督教団 東日本大震災救援対策本部担当幹事として働き、現在に至る。
202 年4月より、日本基督教団 小高伝道所(浪江伝道所兼務)牧師。