金子晴勇[著]キリスト教思想史の例話集Ⅳ 愛のかたち[全6巻]
2026年5月20日刊行予定

金子晴勇[著]キリスト教思想史の例話集Ⅳ 愛のかたち[全6巻]
新書 判・予256 頁・本体1,400 円(税別)
ISBN978-4-911054-31-4 C0216
書棚の古今東西の文学を
もう一度読み直したくなる!!
〈アモルとプシュケー〉、〈トリスタンとイズー〉に込められた愛の物語と、キリスト教的な愛は、どう異なり、どう結びつき、どう秩序づけられてきたのか。ヨーロッパ思想史を流れる幾筋もの愛の系譜を丹念に辿って見えてきたものとは?
主な目次
序論 キリスト教思想史と愛の文学的な伝統
第1 部 愛のかたち ― その類型別による
1 エロース物語
①ホメロスからソクラテスまで ②プラトンのエロース
生誕の物語 ③エピクロスの快楽主義 ④ルクレティウ
スの自然主義的な愛 ④オウィディウスの変身物語
2 フィリア(友愛)物語
①アリキビアデスのシレノス物語 ②プラトンの友情論
③アリストテレスの友愛論 ④エピクロス派とストア派
⑤キケロの『友情論』 ⑥プルタルコスの『愛をめぐる対話』
3 アガペーとカリタス
①新約聖書のアガペー
4 カリタス
①愛と回心の物語 ②愛の動向転換 ③カリタスとし
ての愛 ④結婚と性生活について
5 宮廷的恋愛とトゥルバドゥール
①「宮廷的恋愛」もしくは「騎士道的愛」 ②『ローラン
の歌』と『トリスタンとイズー』の物語
③トゥルバドゥールの詩と宮廷的愛の特質
④トゥルバドゥールと愛の宗教 ⑤アンド
レ・ル・シャプランの『正しい恋愛技術法』
⑥宮廷的恋愛の変化と『薔薇物語』
6 ロマンティックな愛
①『アーサー王の死』 ②ダンテの『新生』と
『神曲』 ③ペトラルカのラウラへの愛 ④
タッソからゲーテヘ ⑤ゲーテ『ファウスト』
7 自然主義的な愛
①フロイトのリビドー説 ②衝動と愛の
関連 ③D・H・ローレンスの恋愛論
8 近・現代文学における愛の物語
①シェイクスピアの亡霊物語 ②ミルト
ン『失楽園』物語 ④バニヤンの『溢れる
恩恵』物語 ⑤レッシング『賢人ナータン』
物語 ⑥ゲーテの『ファウスト』物語(そ
の2) ⑦ドストエフスキー『悪霊』物語
9 東西の愛の質的な差異
①はじめに ヨーロッパ的な愛と日本的な愛
②自然主義的な愛の系譜 ④古来の人倫の教
え ⑤愛と衝動との関係、及びキリスト教的
な愛 ⑥D・H・ローレンスの恋愛観
第2 部 邂逅の現象学と愛の成長
1 経験の諸次元について
①身体の次元 ②心理の次元 ③精神の次元
④人格の次元
2 愛の成長過程
①愛の邂逅(出会い)期 ②愛の相互期 ③
愛の献身期 ④恋愛 ⑤結婚 ⑥聖なる愛
付論 エッセイ集
1 相互承認と相互受容
2 愛の超越と価値
3 愛と幸福
索引
全巻構成(リンク 既刊)
Ⅰ 物語集 [第1回配本]
Ⅱ 命題集 [第2回配本]
Ⅲ 「共生」の神秘 [第3回配本]
Ⅳ 愛のかたち [第4回配本]
Ⅴ 試練の物語集 [第5回配本]
Ⅵ 霊性の輝き [第6回配本]
著者プロフィール
金子晴勇(かねこ・はるお)
1932 年静岡生まれ。1962 年京都大学大学院博士課程中退。立教大学助教授、1975 年『ルターの人間学』で京大文学博士、76 年同書で日本学士院賞受賞。岡山大学教授、静岡大学教授、聖学院大学客員教授。
主な著書:『ルターの人間学』、『アウグスティヌスの人間学』、『ヨーロッパ人間学の歴史』、『エラスムスの人間学』、『アウグスティヌスの知恵』、『キリスト教人間学』、『私たちの信仰』、『ヨーロッパ思想史』、『東西の霊性思想』、『キリスト教思想史の諸時代』(全7 巻別巻2 完結)、『「良心」の天路歴程』他多数 主な訳書:アウグスティヌス著作集 第9 巻、ルター『生と死の講話』、ルター『神学討論集』、エラスムス『格言選集』、他多数

