鈴村智久[著]現代において信仰はいかに可能か ヘーゲル宗教哲学の提示するもの
2025年10月1日刊行予定

鈴村智久[著]現代において信仰はいかに可能か ヘーゲル宗教哲学の提示するもの
四六判・328 頁・本体2,000 円+ 税
ISBN978-4-911054-58-1 C0016
キリスト者に聖書のない人生が考えられないように、
私にヘーゲルのいないキリスト教は考えられない。
カトリックの一信徒として、市井の哲学研究者として、ヘーゲルとキリスト教について考え抜いてきた著者が、その信仰と学究の思いとを注ぎ込んで編んだ渾身の書。現代においてキリスト教信仰はいかに可能なのか―この根源的な問いにヘーゲルをもって接近を試みた!
現代において哲学とキリスト教はどのように協働すべきなのか、あるいはより根源的に言えば、現代においてキリスト教信仰はいかに可能なのか。このような問いを抱えながら生きているすべての方々にとって、本書が一つの指針として何らかの役に立つことを願っている。(本書より)
ヘーゲルは哲学者である以前に
一人のキリスト者であった!
理知的で厳格・冷徹な哲学者と目されてきたヘーゲルは、死を願うほどの苦境と精神の懊悩を経てキリスト教信仰に基づく絶対知へと到達していた、血の通ったキリスト者であった。著者自身の人生をここに同期させながら敬慕を込めて綴られた、ヘーゲル哲学の深い森へ分け入る最適の指南書。
若きヘーゲルは、一時期死を願うほどの経済的苦境と深い精神的懊悩に支配されていた。筆者はこの知られざる執筆背景について知った時、アカデミズムの頂点にまで上り詰めたこの厳格な哲学者に対する見方が百八十度変化した。そしてヘーゲルの著述のすべての行間に、「精神」へと名を変えたキリスト教徒としての生きた経験が存在していることに気付いた。(本書より)
著者略歴

鈴村智久(すずむら・ともひさ)
1986 年、大阪府守口市生まれ。2005年、大阪明星高等学校卒業。寝屋川市内の印刷会社製本課で勤務する傍ら、2008年、カトリック門真教会で洗礼。洗礼名、洗礼者聖ヨハネ。教会委員会役員として代父、聖書朗読、地域清掃などの奉仕活動の他、男子跣足カルメル修道会宇治修道院にて黙想会に複数回参加。2009年、エクステリア業界に関心を持ち株式会社LIXIL(旧INAX)入社。大手ハウスメーカーやゼネコンを専門に浴室、キッチン、洗面化粧台、建材、住宅設備商材などの提案営業に従事、現在に至る。
2018年より、ローマ教皇庁公認の国際的信徒会「けがれなき聖母の騎士会」(M.I / Militia・Immaculatae)会員。
2022年、純文学や幻想文学を中心にアンソロジー小説を企画・出版する「クラシック・アンソロジー叢書」(CAL
/ Classic Anthology Library)をデザインエッグ株式会社より創刊。第4 回企画時点で総勢50 名以上の作家やアー
ティストが参加。
主な著作:史的イエス論『ナザレのイエス:思想の起源』(デザインエッグ社、2022)、キリスト教神秘主義論『バ
シレイア:思弁的神秘主義の理論と実践』(デザインエッグ社、2024)。