北口沙弥香[著]傷によって共に生きる

北口沙弥香[著]傷によって共に生きる

新書判・244 頁・定価1,300 円+ 税 

ISBN978-4-911054-21-5 C0216

さーやんの説教を読むと、さーやんがいかに弱い者、不本意な生きづらさを抱えている者に寄り添おうとしているかがわかります。月なみな表現になりますが、さーやんは「優しい」です。その優しさで、これからも多くの人を癒やしてゆくのでしょう。不肖な「師匠」である私のこともこれからも癒やしてください(笑)。

自身の持っている傷、残り続ける傷によって互いに共感し、共に苦しみ、共に歩む。互いの傷によってわたしたちは響き合い、支え合い、愛し合うことができる―。「セクシャル・マイノリティ」で「二足のわらじ稼業」の牧師による魂の説教集。

すいせんの言葉:北口沙弥香さんと私 ― 不肖の師匠より 富田 正樹

沈黙して救いを待ち望む(哀歌3章25 ~ 33 節)

傷によって共に生きる(ヨハネによる福音書20 章24 ~ 29 節)

マーゴイとしての牧者(マタイによる福音書2章1~ 12 節)

神さまとケンカしに来ました。(創世記32 章23 ~ 32 節)

行きたくないところへ(ヨハネによる福音書21 章18 節)

人は裁くことはできない(ヨハネによる福音書8章1~ 11 節)

キリスト教と自己犠牲(マルコによる福音書8 章31 ~ 38 節)

押しつけられた『ひとつ』からの解放(使徒言行録2章1~ 12 節)

准允志願所信表明

喜びながら自分の道を歩く(使徒言行録8章26 ~ 40 節)

目の前のその人に必要な奉仕(ルカによる福音書10 章38 ~ 42 節)

それでも太陽は昇る(マラキ書3章20 節)

教会が必要なくなるその日まで(エレミヤ書31 章31 ~ 34 節)

神の業が、この人に(ヨハネによる福音書9章1~ 12 節)

天の国のための『宦官』(マタイによる福音書19 章10 ~ 12 節)

『沈黙』の父、ヨセフ(マタイによる福音書1章18 ~ 25 節)

人は助け合うようにつくられた(創世記2章18 ~ 25 節)

神の道義(イザヤ書58 章6~8節)

記 憶(マタイによる福音書1章1~ 17 節)

悔い改めに必要な実を結べ(マタイによる福音書3章1~ 12 節)

羊は神の声を聴く(ヨハネによる福音書10 章22 ~ 33 節)

北口沙弥香(きたぐち・さやか)

1984 年北海道北見市生まれ。2003 年札幌大学法学部法学科に入学。大学入学直後にキリスト教と出会い、大学4年の2006 年イースターに日本キリスト教団 真駒内教会にて受洗。2007 年大学卒業し、札幌の地で4年間フリーター生活を送る。2011 年農村伝道神学校に入学、2015 年卒業。卒業後、日本キリスト教団 なか伝道所に担任教師として赴任。同時に町田市の「重度訪問介護」(身体障がい者)の

訪問介護事業所に就職し、牧師とヘルパーの二足のわらじの生活を始める。2018 年日本キリスト教団 藤沢ベテル伝道所担任教師となる。同年6月日本キリスト教団 神奈川教区総会にて按手礼受領。2019 年介護福祉士登録。2022 年5月より日本キリスト教団 愛川伝道所主任担任教師就任。引き続き「牧師がヘルパーしている」実践を続けながら牧会に励んでいる。

リベラル・クリスチャン情報局「イクトゥス・ラボ」メンバー。
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