ヘンリ・J・M・ナウエン[著]友川 榮[編訳]イエスの示す道 受難節の黙想
ヘンリ・J・M・ナウエン[著]友川 榮[編訳]
イエスの示す道 受難節の黙想
四六判・224 頁・1,700 円+ 税
ISBN978-4-909871-87-9 C0016
書 評
受難、巡礼、静まり、祈り…。
魂の欠片(かけら)を現代に取り戻す。
痛ましい現実を直視しつつも絶望に陥らず、約束を信じて世を生き抜く。
今、わたしには分かります。祈るのはわたしではなく、神の聖霊がわたしの中で祈っておられるのだと。まさに、神の栄光がわたしの中に宿るとき、離れすぎている、痛ましすぎる、なじみがない、身近すぎるなどという理由で神の栄光に浴することができない、ということはありません。同時に、新しくされないものなど、何一つありはしないのです。(本書より)
主な目次
まえがき
序文
灰の水曜日
灰の水曜日後木曜日
灰の水曜日後金曜日
灰の水曜日後土曜日
受難節第一週日曜日
受難節第一週月曜日
受難節第一週火曜日
受難節第一週水曜日
受難節第一週木曜日
受難節第一週金曜日
受難節第一週土曜日
受難節第二週日曜日
受難節第二週月曜日
受難節第二週火曜日
受難節第二週水曜日
受難節第二週木曜日
受難節第二週金曜日
受難節第二週土曜日
受難節第三週日曜日
受難節第三週月曜日
受難節第三週火曜日
受難節第三週水曜日
受難節第三週木曜日
受難節第三週金曜日
受難節第三週土曜日
受難節第四週日曜日
受難節第四週月曜日
受難節第四週火曜日
受難節第四週水曜日
受難節第四週木曜日
受難節第四週金曜日
受難節第四週土曜日
受難週日曜日
受難週月曜日
受難週火曜日
受難週水曜日
受難週木曜日
受難週金曜日
受難週土曜日
棕櫚の日曜日
聖週月曜日
聖週火曜日
聖週水曜日
聖木曜日
聖金曜日
聖土曜日
復活日
あとがき
著者プロフィール
ヘンリ・J・M・ナウエン
Henri Jozef Machiel Nouwen
1932年生まれ。オランダ出身のカトリックの司祭、元ハーバード大学教授。スピリチュアリティに関する著作を数多く残した著作家、研究者としても著名。カトリックの司祭でありながら、イェール大学、ハーバード大学の実践神学の教授を務めた異色の存在であった。類いまれな説教者であったと同時に現代のスピリチュアリティに関するの深い洞察が高く評価されている。1985年、アカデミックな領域としての大学教授を突然辞し、1986年にカナダ、トロントのラルシュ共同体(知的ハンディをもつ人々のためのグループ・ホームで)に移り住み、そこで知的ハンディを持つ人々とともに生きる道を選んだ。1996年、67歳で死去したが、カトリック、プロテスタントを問わず、その著作は今日まで幅広く支持されている。とりわけその霊性に関する聖書解釈や思想は、聖書信仰に立つプロテスタントの福音派にも広く読み継がれ、多くの邦訳書籍がある。
編訳者 友川 榮(ともかわ・さかえ)
1949年生まれ。東北学院大学工学部応用物理学科卒業。守谷商会に就職、約3年間務める。1975年に献身、日本聖書神学校に入学(昼はトルコ大使館に勤務)。1979年3月末で卒業。喜多方教会、猪苗代教会、1989年10月上旬から在外教師としてアメリカの合同教会のハリウッド独立教会日語牧師として5年半奉仕、1995年3月末に帰国。その後、福島荒井教会、上星川教会、湯河原教会、下関丸山教会、2012年4月から日本基督教団 田尻教会牧師として就任し現在に至る。
訳書:ヘンリ・J・M・ナウエン『イエスの示す道 受難節の黙想』(編訳、聖公会出版、2002)、ユージン・H・ピーターソン『聖書に生きる366 日 一日一章』(監訳、ヨベル、2023)