怒って神に ―― ヨナの怒りに触れて 上沼昌雄[著]
上沼昌雄[著]
聖書と神学のミニストリー代表
聖書と神学のミニストリー代表
怒って神に ―― ヨナの怒りに触れて
新書判・224頁・本体1,100円+税
ISBN978-4-907486-88-4 C0216
■ 書 評 ■
怒れ! あなたのトウゴマの木のしたで。
怒れ! まだ陽の暮れていないうちは。
理不尽で、しつこく、放っておいてくれない。 そんなとんでもない聖書の神と渡り合った預言者と、 その男に取りつかれたもうひとりの男の物語。 ともかく、神に怒りをぶつけた。人にではない。神にである。親でもない。そんな大それた家族でもない。預言者仲間の先輩にでもない。本気でただ神に怒った。神以外にそこには誰もいなかったのも事実だ。他に誰を相手にこの怒りをぶつけたらよいのだ。といっても、仕向けたのは神である。神が仕掛け人である。
著者略歴
聖書と神学のミニストリー代表。1945年、群馬県生まれ。カルフォルニア在住。年に数回来日し、講演活動を行う。北海道大学、聖書神学舎、シカゴ・ルーテル神学校卒業。神学博士。KGK主事、聖書神学舎教師、牧師を歴任。
聖書と神学のミニストリー代表。1945年、群馬県生まれ。
主な著書:「ペテロの手紙第2、ユダの手紙」(『新聖書注解 新約3』)、『夫たちよ、妻の話を聞こう』、『苦しみを通して神に近づく』、『夫婦で奏でる霊の歌』、『闇を住処とする私、やみを隠れ家とする神』、『父よ、父たちよ』 訳書:ジェームズ・M・ボイス編『聖書の権威と無誤性』、F・A・シェーファー『創世記―人間の歴史の始まり』、N・T・ライト『クリスチャンであるとは―N・T・ライトによるキリスト教入門』