ポーラ・グッダー[著]中原康貴[訳]私を遣わしてください レントのこころ
2025年11月20日刊行予定

ポーラ・グッダー[著]中原康貴[訳]私を遣わしてください レントのこころ
四六判・200 頁・1,700 円+ 税
ISBN978-4-911054-65-9 C0016
荒れ野は全世界を指しており、
その痛みと絶望の中で愛を求めている!
異世界だが親しみがあり、人を寄せ付けないながらも人を惹きつけ、生気はないけれども生命を与えてくれる—荒れ野は、危険と救いの両方をもたらす二面的な場。
レント(受難週)は、私たちを二面的な荒れ野に足を踏み入れるように招いている—この視点からレントの精神を解き明かす教会暦手引書の第2 弾。
レントに「何をするか」ということは、何者になるかということほど重要ではありません。私たちはレントに何を我慢するかを尋ね合うのが好きです。しかし、もっと重要な問いは、このレントであなたは何者になるのか。自分自身について、そして神について学ぶことで、どのように変化しているのか、ということです。人前で答えるようなことではなく、より個人的で、適切な問いに他なりません。(本書より)
著者紹介

ポーラ・グッダー(Paula Gooder)
1969年生まれ。オックスフォード大学クィーンズ・カレッジPh. D。カデスドン・リポン神学校、バーミンガム・
クィーンズ・エキュメニカル神学校他で教鞭を取り、英国聖書協会の常駐神学者などを歴任。現在はフリーランスの聖書学者として幅広く活動している。
【著書】Heaven, SPCK Publishing, 2011; Journey to the Empty Tomb, Canterbury Press, 2014; Body: Biblical Spirituality for the Whole Person, SPCK Publishing, 2016;
Phoebe, Hodder & Stoughton, 2018 ほか多数。
訳者紹介
中原康貴(なかはら やすたか)
1974 年生まれ。英知大学、ウイリアムス神学館卒業。2004 年、日本聖公会の司祭に叙任される。現在、高知聖パウロ教会牧師。聖公会神学院非常勤講師、日本聖公会管区共通聖職試験委員ほか。
【訳書】ロバート・W.プリチャード『アメリカ聖公会の歴史』(西原廉太監訳、教文館、2023 年)、ジョン・リーズ『自給している聖職者たち —— 特任聖職実践ガイド』(西原廉太監訳、かんよう出版、2022 年)、ジョン・バジル・シンプソン/ジョージ・ノエル・ストロング『バジル書簡集』第3巻(日本聖公会神戸教区歴史編纂委員会、2021 年)、ポーラ・グッダー著『意味は待つことにある アドベントのこころ』(ヨベル、2025 年)ほか。