齋藤孝志[著] まことの礼拝への招き―― レビ記に徹して聴く
[決定版]まことの礼拝への招き―― レビ記に徹して聴く
齋藤孝志[著]
長谷聖書集会牧師、東京聖書学院名誉教授、
日本ホーリネス教団 厚木キリスト教会名誉牧師、
東京ミッション研究所理事
新書判・172 頁 定価1,100 円(税込)
ISBN978-4-946565-74-8
宣教への情熱を込めた生の声が
聞こえてくるような迫力!
西 満先生(元東京基督教大学旧約学教授、日本同盟基督教団 和泉福音教会名誉牧師)
このたび、東京聖書学院名誉教授斎藤孝志先生の『まことの礼拝への招き―レビ記に徹して聴く―』を読ませていただいて大変感銘を受けました。本書は斎藤先生が一九七九年、四十代の若さのとき、自ら開拓伝道された厚木キリスト教会の修養会で語られたレビ記からの六回の説教記録です。信徒からの要望によってテープから起こして文章化して出版したものだけあって、宣教への情熱を込めた生の声が聞こえてくるような迫力を感じます。同時に一字一句を大切に講解されており、一見難解で敬遠されがちなレビ記の 祭儀に示されている福音の奥義が、見事に分かりやすく解き明かされています。……講演のクライマックスはレビ記の中心的部分である十六章の講解です。そこにはイエス・キリストの受難と十字架の贖いが年に一度の「贖いの日」の出来事を通して示されています。十字架による贖いを明確に示している核心的な章節です。 先生は七十五歳をもって長年牧会された厚木キリスト教会を定年退職されて名誉牧師となり、現在は自宅にて新たに家庭集会を開き、開拓伝道を始められたと聞きます。その時期に本書が約三十年ぶりにヨベル社から復刊されることは、まことに喜ばしいことです。 本書を通してレビ記の深い真理を探究する人が多く与えられることと、アブラハムのように七十五歳からの先生の人生が主に用いられますように祈るものです。(本書推薦の言葉より)
第一章 レビ記の緒論的問題と構造
一 レビ記の著者と年代/二 レビ記の主題と内容
三 レビ記の目的/四 レビ記と出エジプト記の関係
五 レビ記の解釈/六 レビ記の構造
第二章 焼き尽くす献げ物(燔はんさい祭)
―― レビ記一章
第三章 穀物の献げ物(素そさい祭)
―― レビ記二章
第四章 和解の献げ物(酬しゅうおんさい恩祭)
―― レビ記三章
第五章 贖しょくざい罪の献げ物(罪ざいさい祭)と賠ばいしょう償の献げ物(愆けんさい祭)
―― レビ記四章~五章
第六章 祭司の聖別
―― レビ記八章~一〇章
一 祭司の献身/二 祭司の任職/三 祭司の違反 第七章 贖罪の日 ―― レビ記一六章